注目の若手として一気に飛躍も、度重なる怪我に出世を阻まれた。ようやくS級初優勝は6月宇都宮。今回は優勝候補の一角としてチャンスを掴む。
パンチ力ある仕掛けがパワーアップして今年は3月取手、5月西武園で優勝。自らの走りに持ち込んだ時の力強さは今シリーズ屈指。近畿勢のキーマン。
以前の先行スタイルだけでなく、近況は位置を取りに行く走りも見せて総合力アップ。前々の攻めを基本に安定感は増して来た。展開に応じた走りで。
近年はビッグ戦線から遠ざかり、安定感に欠けている戦歴。ただどんな戦法でもこなせる器用さや前々に攻める競走スタイルは常に見逃せない存在。
位置取りに進境を見せて飛躍を遂げる1年となりそう。静岡記念で決勝進出からトップでも通用の総合力を証明。常に前々のスタイルを崩さず勝負。
パワフルな先行力を武器に上昇を続けたが、昨年はわずか8勝のみと不振。近況はようやく復調の兆しを見せていて6月向日町GIIIでは決勝3着。
昨年はビッグレースの参加が増えて経験を積んだ。まだ波は大きいものの、一撃の破壊力は上位クラスにも引けを取らない。強烈な仕掛けで台頭へ。
強力な同期と共に一気にトップへ飛躍したが、度重なる落車で失速。今年はビッグレースへの参加が減り一から出直し。果敢な姿勢を変えずに復活へ。
オールスター競輪直前の昼夜リレーGIII、大阪・関西万博協賛競輪。昼は和歌山競輪場での開催。GI組が不在のシリーズで誰にでもチャンスがある混戦模様。優勝候補を挙げたらきりがない程で展開、流れを掴めるかが鍵となりそう。
好メンバーが揃う北日本勢がシリーズを優位に進めるか。軸となるのは総合力アップの走りを見せている嵯峨昇喜郎。北日本の先頭でその役割を果たして来たが、今シリーズのメンバーなら優勝のチャンスは十分。共にラインを牽引するのは飯野祐太。昨年の富山で悲願のGIII初優勝。過去の実績は申し分なく、格上とも言える存在。北日本連係の中心になるのは間違いなく、好機は逃さない。他の機動型は坂本紘規、橋本智昭、酒井雄多ら。マーク選手は新山将史、阿部力也と、どの組み合わせになってもしっかりラインは機能するはず。結束力を見せて上位独占を狙う。
地元地区で気合が入るのは近畿勢。ラインの先頭でパワーを発揮するのは小森貴大。自在性を兼ね備える高久保雄介、岡崎智哉、中井俊亮らで上手く連係できれば一気に流れを引き寄せそう。ホームバンクの筆頭格は藤田勝也。1月地元記念では決勝まで勝ち上がっていて、今回は更に優勝争いの期待がかかる。
川口聖二、山田諒の岐阜コンビが引っ張る中部勢。笠松信幸が好リードして上位進出を狙う。
中四国勢にも実力者が揃った。四国は石原颯、上野雅彦が果敢な仕掛けで引っ張って行く。池田憲昭、堤洋、濱田浩司、原誠宏と実績あるマーカー陣が援護から差し脚を伸ばす。中国勢は晝田宗一郎、竹内翼にも一撃の魅力は十分。筒井敦史、三宅達也、戸田洋平は同県の晝田に託してチャンスを伺う。
有力な先行選手が不在ながら久島尚樹、松川高大と自在型2車を擁す九州勢が波乱を呼ぶか。中村圭志、塚本大樹の熊本コンビは展開を突く差し脚シャープで直線勝負にかける。
蕗澤鴻太郎、小林泰正、黒沢征治の機動力が機能すれば関東ラインの浮上は十分。岡田泰地、芦澤大輔が仕事をこなして目標を援護は心強い。自在型の金子幸央までが結束。
南関の中心となるのは佐々木眞也の自在脚。道場晃規、新田康仁の静岡コンビや武井大介も差し脚好調で見逃せない。